茅ヶ崎の「
舌鼓 くま」で、ゲストの方と打合せ兼食事。
気に入っているんだと言うその方が仰るように、
ジャズが流れる落ち着いた店内で、
素材の味を生かしつつアレンジされた和食を味わえる。
素材ありきと言いつつも、料理人くまさんの個性や工夫がそこにプラスされ、
例えばこちらの鎌倉野菜の焼き物には、お手製の濃厚なソースが、
また生牡蠣には、やはり手作りのぽん酢が添えられていた。
こう言う縁の下の力持ち的な技って、
本当に食材の持ち味を知らないと難しいしいのだろうな。
私が料理は芸術ですね、と言うと、シェフの経験もあるゲストさんは、
同じ物を何度も作らなければいけない料理人の方が、技としては大変と仰った。
成る程。
前回食べた味と変わっている事は許されないのですものね。
一発で後がない難しさもあれば、
変化なく繰り返さなければいけない難しさもあるのだな。