土橋章宏さん著書の「幕末まらそん侍」を読んだ。
江戸時代に行われた遠足(とおあし)と言う
30キロにもおよぶ難路を走る武士達の時代小説。
ライバルとの対決に燃えたり、藩から抜け出ようとマラソンンを利用したり、
隠密男として代々働くことに疑問を感じたり、家を助けるために賭けにのったり・・・、
と、いくつかのお題ごとにそれぞれの日本人魂が感じられ、
熱く、それでいて笑いありじんわりとしたぬくもりもあり、
まさに日本人が好むスポーツ根性いっぱい。
じめじめとしたこれからの梅雨の季節にお薦めの、読後さっぱり小説。