台風21号の強風で、庭にある温室が見事に倒れてしまった。
硝子が散乱し花の鉢も割れ、無惨な始末。
小雨が止み、台風一過の晴れ間が広がってきたところで、
父と後片付けを開始した。
長靴履いてビニール手袋はめて麦わら帽子被って、
親子揃って芝生にしゃがみ黙々と硝子の破片を拾い続け、
約1時間半ほど。
途中、手を切ったり腰を痛めたりしてお互いに労りつつ、汗だぐになりながらの作業で、
いつものギスギス感は消え、心地好い疲労感に満たされた。
不幸中の幸い、と言うか、災い転じて福と為すと言ったところか。
ただ高齢の父が、私に頼る部分が増えたのは、嬉しいような切ないような、複雑。