パウル・クレーの絵が好きだ。
詩のようで、童話のようで、夢のようで、音楽のようで、
いたずら描きのようで、そしてちょっと怖かったりして…。
そんなパウル・クレーを、食べ物から探ろうと言う本がある。
「クレーの食卓 Klee's Kitchen」
クレーは日頃からメモを良くとっていて、そこにはその日の食事や
時にはレシピまで書かれていたそう。
どうやらその他の資料等も合わせると、
クレーはとても食いしん坊さんだったようだ。
本によるとお得意料理はリゾット。
また甘い物も大好きで、第一次世界大戦に従軍中に
ケーキを焼いて送ってほしいと友人に手紙を書いたのだとか。
そんなお話と共に、クレーが好んで食べた料理が
幾つかレシピとして紹介されている。
この食にして、あの絵が生まれた…、パウル・クレーの魅力がまた深まりそうだ。