再び、湯河原へ湯治に出かけた。
ここは銭湯のように、脱衣所は女湯と男湯が薄い壁1枚で仕切られ、
風呂場もすぐ隣同士な上に天井にかけて空間があるので、声は筒抜け。
皆さん慣れたもので、高齢のご夫婦なんて、
「おい、もう出たぞ」「分かったわよ!いま着替え中よ!」とか、
「まだ入ってる?」「・・・・・」「あら、出たみたいね・・・」なんて会話が聞こえ、
ほほえましい。
今日は、40代くらいのご夫婦が入ってきて、
旦那さんが「そっち空いてる?」と聞くと、
奥様「お一人いるだけよ~」と返して、
「こっちは俺だけ。やっぱり平日はいいなぁ~」とつぶやくご主人の声が続き、
なんとも和やかな雰囲気。
お風呂は日本を幸せにするね。